1. HOME
  2. 国土文化研究所
  3. 国土文化研究所年報
  4. 2015年 国土文化研究所 年次報告

国土文化研究所年報

2015年 国土文化研究所 年次報告

国土文化研究所
所長 大島一哉

  国土文化研究所は、株式会社建設技術研究所(CTI)グループのシンクタンクとして、研究開発、地域・社会貢献活動および社会への情報発信の3つの役割を担っています。

  研究開発については、社会資本整備に関わる技術者の能力向上のための基礎的な技術から、新たな21世紀社会の構築に向けた各分野を融合する総合的技術までを研究対象とし、広範なテーマでの研究を実施しています。本年次報告には2015年度に実施した研究テーマのなかから、8つのテーマについての研究報告を掲載いたしました。従来の研究開発に関する反省として、企業が実施する研究は、どうしても自社の得意とする技術や知見をベースとして、それを発展・応用する形での積み上げ型の研究が中心となりがちな点があげられます。国土文化研究所のキャッチフレーズである「心の豊かさを醸成できる空間の創出」に向けて、今後は将来のあるべき国土利用のあり方、あるいは目指すべき政策・社会システムを具体的に提案し、その実現に向けた制度構築や技術開発に関する研究にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

  地域・社会貢献活動では、本社が所在する東京都中央区の日本橋地域の団体、企業などと協働で「江戸東京再発見コンソーシアム」を立ち上げるなど、様々な活動を行っています。2009年から有料運航を開始した「お江戸日本橋舟めぐり」は、2015年8月に累計参加者数が1万人に達しました。わずか10人乗りの小さな電気ボート1隻による活動ですが、建設コンサルタント企業の社会的責任として、都市の成り立ちや防災、環境などを多くの皆さんと一緒に考える場を提供するためのより大きな活動となるよう、今後も継続していきたいと考えています。本年次報告では、2015年の活動概要をご紹介しています。

  社会への情報発信としては、出版やセミナー開催などを実施しています。本年次報告には、2015年に東京と仙台で開催しましたオープンセミナー2回の講演概要をご紹介しています。

  国土文化研究所の2015年の主な活動成果を掲載した年次報告書を是非ご覧いただき、忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。