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2021.07.19

全ての社員にイノベーションをもたらすセミナーを開催 ~「人間中心設計とユーザー調査法」の社内展開~

サステナビリティ

 株式会社建設技術研究所(代表取締役社長:中村哲己)は、「社会基盤整備におけるユーザー調査法の研究」を2018~2020年度の3年間にわたって実施し、「ユーザー調査マニュアル」を社内公開しました。これは、全ての社員にイノベーションをもたらす技術であることから、社内への普及を目的とするセミナーを7月16日に開催しました。

1.人間中心設計とは
 「人間中心設計」(Human-centered Design, HCD) とは、製品、システム、サービスのデザインに利用されている開発プロセスです。構想段階において利用者(ユーザー)の状況を把握し、課題が解決したユーザーの状態を定め、設計案を提案、評価する設計プロセスであり、課題が解決したと評価されるまで繰り返します。最近ではサービスデザインのためのプロセスとして紹介されています。

2.社会基盤整備におけるユーザー調査法の研究
 インフラ整備の「調査→計画→設計→施工→運用・維持管理」と進むプロセスの中では、ユーザーの要望を大きく前のプロセスまでフィードバックさせることは困難です。そこで、人間中心設計プロセスで用いられる調査手法を、社会基盤整備の調査や計画段階に適用することを目的とした研究を2018~2020年に行いました。目指すところは、社会基盤の計画や施設の設計そのものに人間中心設計のプロセスを用いることですが、今回は各段階において実施されるユーザー調査の改善を目指したものです。その研究成果については、「国土文化研究所年次報告」に掲載し、ホームページで公開しておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。
 http://www.ctie.co.jp/kokubunken/annual-report/

3.ユーザー調査法マニュアルの社内公開
 3年間の研究の成果として「ユーザー調査法マニュアル」を作成し、社内のコミュニケーションツールであるTeams上に「日々の仕事にイノベーションを~人間中心設計とユーザー調査法がよくわかるWiki~」として公開しています。
 特徴的なのは、このマニュアルの作成自体も人間中心設計プロセスに則って行ったことです。ユーザー調査の結果をもとに、業務におけるユーザー調査との関係や実施状況から7 人のペルソナ(仮想の人物像)を設定し、マニュアルの構成、コンテンツ、公開方法を定めました。
 このマニュアルは、技術部門にとってはインフラの整備や維持管理における品質の向上、管理部門にとっては社員サービスの向上、営業部門にとっては顧客対応力の向上など、全ての社員にとって日々の仕事にイノベーションを起こす可能性を秘めたものとなりました。

4.セミナー開催概要
■開催日時:2021年7月16日(金)15時00分~17時00分
■開催場所:(株)建設技術研究所 東京本社4階会議室を拠点として、全国の事業所、グループ会社をWEBで結んで開催
■主  催:(株)建設技術研究所 国土文化研究所
■発表テーマ
(1)講演「人間中心設計と『ユーザー調査法マニュアル』」山田菊子連携研究員(東京工業大学)
(2)業務事例からの具体的な話題提供 2題
■参加者数:(株)建設技術研究所およびグループ会社から約60名

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5.今後の展開
 グループ会社を含む社内への普及を促進するため、今年度は9月に「実践編」として第2回のセミナーを開催するほか、社員の意見を取り入れながらこのマニュアルを継続的に改善していきます。
 「人間中心設計」の考え方に基づいて、常にあらゆるステークホルダーのニーズを考えた企業活動を推進することにより、企業価値の向上に貢献できるものと考えます。