『CTIグループ AI倫理指針』を策定しました。　～人間の尊厳が守られた持続可能な社会の実現に向けて～

　株式会社建設技術研究所（本社：東京都中央区、代表取締役社長：中村哲己）を中核とするCTIグループは、インフラ整備に関する多様な領域において、AIシステムの研究開発、利活用、社会実装に取り組んできましたが、AIに内在する倫理的リスクを抑制しつつ、AIを適切に活用していくことを社内外に宣言することを目的として、「CTIグループ AI倫理指針」を策定しましたので公表いたします。

1.　策定の背景
　近年、AI(Artificial Intelligence, 人工知能)に関する研究開発や利活用は飛躍的に発展し、社会の様々な課題解決、継続的発展に向けた実装が進められていますが、AIは社会に多大な便益をもたらす一方で、多くの倫理的課題を持つことも明らかになってきています。
　当社グループが、AIについて明文化した倫理指針を持つことにより、AIに内在するリスク評価や対策を実践しつつ、「研究開発」、「利活用」、「社会実装」の3つのフェーズでAIに取り組み、人間の尊厳が守られた安全かつ快適で持続可能な社会を実現し、人々のWell‐being向上に貢献するとともに、多様なステークホルダーとの対話を進めるために、「CTIグループ AI倫理指針」を策定し、社内外に広く宣言するものです。

2.　「CTIグループAI倫理指針」の内容・構成
　本指針は、2つの基本原則と9つの行動規範で構成されます。

　【基本原則】
　　(1) 人間の尊厳を重視し多様な幸せを追求する社会の実現
　　(2) 持続可能な社会の実現

　【行動規範】
　　(1) 人間により監督・判断し制御可能性を確保
　　(2) 安全性の重視
　　(3) 透明性、説明責任の確保、責任の所在を明確化
　　(4) AI活用の妥当性検証
　　(5) プライバシー確保
　　(6) セキュリティ確保
　　(7) 公平性確保
　　(8) 著作権の保護
　　(9) 継続的改善と人材育成

ＣＴＩグループ ＡＩ倫理指針