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2017.03.16

水災害リスクアラートサービスを開始しました。

技術・研究

 従来の気象情報提供サービスでは、ゲリラ豪雨発生時などに、雨量値のみが配信されていましたが、その降雨が浸水被害を生じさせるか否かが分かりませんでした。このため、当社では、河川・下水道の防災に関する官公庁向けのコンサルティングで培った知見をもとに、豪雨に起因する内水浸水(※)リスクなどに関する情報を、日本全国を対象としてリアルタイムで提供するサービス「水災害リスクアラートサービス」を開始しました。本サービスの詳細については、専用Webサイト「RisKma(水災害リスクマッピングシステム)」 にある、「内水リスクマップ」からご覧いただくことができます。なお、リアルタイムで全国の内水浸水リスクを一般公開するサービスは国内では初めてのものです。
 「水災害リスクアラートサービス」では、日本全国の詳細な窪地形状などを考慮したモデルを用いて、豪雨時における内水浸水リスクを5分毎に日本全国・250mグリッドで解析し、1時間先までの内水浸水リスク予測情報を配信します。
 本サービスは、ゲリラ豪雨発生時に内水浸水リスクについて注意喚起するものであり、この情報をもとに、内水浸水により事業活動中断の判断が必要となる企業や、豪雨時に交通渋滞リスクを回避したい物流・交通事業者、住民に対し避難情報を出すなどの判断を行わなければならない自治体など、顧客ニーズに応じたさまざまなシーンでの活用が期待されます。
 なお、専用webサイト「RisKma」 には、「水災害リスクアラートサービス」のコンテンツとして、「内水リスクマップ」のほか、「短時間ゲリラ豪雨予測システム」、「レーダー雨量」の2つも用意しています。これらのコンテンツのデータ提供につきましては、riskma@ctie.co.jpまでお問い合わせください。

(※)「内水浸水」とは、大雨時に下水道などの排水施設に雨水が排除しきれず、地面に溜まる現象。

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