2020.10.30
技術・研究
国土文化研究所の研究のひとつとして、2017年~2019年に実施した「東京の水網復活に関する研究」の成果をとりまとめた冊子『水網と、暮らしと、豊かさを。』を公開しました。
本研究は、東京の隅田川東岸に位置する江東デルタをフィールドとし、水辺の効用や利活用の再認識、水辺文化の再発見、かわとまちが一体になった水辺コミュニティの再構築を通じて水網都市が復活した22世紀の都市の将来像について、都市経営、交通・物流、生活、防災の4つの視点から検討し、提言としてとりまとめたものです。
なお、本研究の中間成果「東京デルタ水網都市構想」は、2018年12月に(公社)土木学会が主催したデザインコンペ「22世紀の国づくり‐ありたい姿と未来へのタスク‐」部門Bで優秀賞を受賞しました。
本冊子が水辺を活かした豊かな暮らしについて関心のあるすべての方々と、都市の将来像を語り合うきっかけとなることを願っています。
ぜひ、ご一読いただき、ご意見やご感想をお聞かせいただければ幸いです。
『水網と、暮らしと、豊かさと。』