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2020.11.19

「土木学会デザイン賞2020」奨励賞を受賞しました。

技術・研究

 公益社団法人土木学会主催の「土木学会デザイン賞2020」で、当社がプロジェクトの一員として担当した「百間川分流部改築事業」が奨励賞を受賞しました。


講評は以下のとおりです。
「広大かつ豊かな自然環境が拡がる分流部の風景の中で 歴史的遺構である"一の荒手"を中心とした構造物をどう整備するかは"百間川分流部改築事業"の中でも特に大きな課題であったと思う。"一の荒手"の整備では、半ば土中にあった"亀の甲"を掘り起こし、個々の石材の位置を記録して解体、緩みのある箇所を修正した上で、石材の位置にもこだわって形状を復元した。"亀の甲羅"のような曲線美が実に美しい。また、新しく築造した亀の甲の土台ともなる本体工は、亀の甲と石材の色相を変えている。そのコントラストは明快であり、新旧構造物の履歴を容易に理解できる。亀の甲と本体工・階段工との接合部分も丁寧に仕上がっていて好感が持てる。ただ、歴史的遺構の復元、自然環境の保全、水辺利用との調和という視点から二の荒手、背割堤等を含む分流部全体を評価することには戸惑いを感じた。今後の維持管理の中で達成していく大きな目標のように感じる。(萱場)」

こちらから選考結果をご覧ください。


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