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2021.12.13

基本計画・設計・監理を行った、たつの市本庁舎建設事業において、木材利用優良施設コンクールの優秀賞を受賞しました。

技術・研究

 株式会社建設技術研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村哲己)は、たつの市本庁舎建設事業における平成29年度基本計画、平成30年度基本設計・実施設計、令和1年7月~令和3年10月工事監理業務を受注し、県産材やたつの市産材等を効果的に活用した庁舎として、この度木材利用推進中央協議会が主催する木材利用優良施設コンクールにおいて優秀賞を受賞しました。
また、庁舎改築事業としても、基本計画から最短工期での設計・施工として継続的な支援を行い、新庁舎改築と既存庁舎改修を庁舎機能を止めることなく無事竣工したことにより、たつの市長の山本実様より、感謝状を授与されました。
 なお、新庁舎の設計には、当社グループ会社の株式会社日総建も関わっています。

 たつの市庁舎では、既存本庁舎については耐震補強工事により耐震性を確保していましたが、分庁舎や付属建屋については耐震性能の不足、また職員数の増大に伴う狭隘化や施設全体の老朽化などの課題を抱えており、既存施設を活用しつつもいち早い庁舎全体のリニューアルが求められていました。
 庁舎敷地については、たつの市内の主要公共施設が集中しており、揖保川沿いの公園など自然にも恵まれた地形のため、庁舎としての基本機能に加えて、市民の憩いの場ともなる空間を目指して計画、設計に取り組みました。
 新庁舎については、市民の憩いの場としての中庭や既存樹木を生かした雁行型の施設配置とし、市民の安全・安全を守る拠点として免震構造を採用し、市内全域を見渡せる4階に災害対策本部兼大会議室を設置。また、多目的ホールについては市産材を活用した温かみのある内外装により、"童謡の里たつの"のシンボルとなる施設として設計を行いました。

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(1)木材利用優良施設コンクール
 木材利用推進中央協議会では、木材の利用推進・需要拡大のための諸運動の一環として、平成5年度から農林水産省の後援の下に、木材の利用推進等に寄与すると認められた優良な施設に対して、表彰を実施しています。たつの市本庁舎においては、
・市と森林組合との連携による地域木材の利用促進
・龍野エリアに残る武家屋敷等に見られる「伽藍」をモチーフとした木格子のエントランスデザイン
・カーボンウッド加工による外装木材のメンテナンスフリー化
などを工夫点としてPRし、評価を頂きました。

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(2)たつの市長からの感謝状授与
 たつの市庁舎の改築・改修事業は、既存庁舎を使いながらの事業である事が大きな課題の一つでした。市担当者との綿密な調整に加えて、施行者である美樹工業・進藤組JVとも一体感のあるプロジェクトチームを形成し、コロナ禍においても工期を遅らせることなく、竣工を迎える事ができたことを高く評価していただきました。
 市にとっての一大事業であり、段階的な改修工事に合わせて市職員の皆様にも迅速な引っ越しを繰り返し実施いただくなど、最後まで予断を許さない工程が続きましたが、新庁舎の竣工、既存庁舎の改修、そして外構整備まで含めて、全て予定通りに実施、完了したことについて、たつの市長より感謝状を授与されました。

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