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2022.10.25

杉並区荻窪地域でグリーンスローモビリティ・MaaSの実証実験を実施します。~誰もが気軽で快適に移動できる地域社会の実現に向けて~

技術・研究

 株式会社建設技術研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村哲己)、関東バス株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:阿部末広)、東日本電信電話株式会社 東京事業部(所在地:東京都港区、執行役員 東京事業部長:熊谷敏昌)は、2022年11月3日(木・祝)~11月13日(日)までの間に、杉並区荻窪地域(荻窪駅南側エリア)において、グリーンスローモビリティの実証運行を実施します。また、スマートフォンアプリを活用したMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の実証実験を実施します。

1.背景と目的
 杉並区は、今後の高齢化の進展等を見据え、誰もが気軽で快適に移動できる地域社会の実現に向けた取り組みを進めています。また、杉並区は現在策定作業を進めている地域公共交通計画の中で、MaaS※1など新モビリティサービスの導入を検討しており、昨年度は、区立(仮称)荻外荘公園の周辺でグリーンスローモビリティ※2と次世代型電動いすの試乗会が実施されました。今年度は、グリーンスローモビリティの実装に向けた実証運行が実施されます。
 この度、3社が連携して、グリーンスローモビリティやMaaSの実証運行や企画立案、準備を行うとともに、モビリティサービスの社会的受容性や事業性等の調査・検証などを行います。

2.グリーンスローモビリティの実証概要
 ①運行期間 :2022年11月3日(木・祝)~11月13日(日)
 ②運行エリア:杉並区荻窪駅南側エリア
 ③運行時間 :毎日9時40分~11時40分/13時40分~15時40分
        ※上記は、停留所①荻窪駅西口における発車時刻で、30分に1本運行します。
 ④運行車両 :グリーンスローモビリティ(ヤマハ発動機:AR-07)(図1)
   photo_20221020_a.png  
      図1 グリーンスローモビリティ(ヤマハ発動機:AR-07)

 ⑤運行ルート/停留所: 図2のとおり
  photo_20221020_b.png
                         図2 運行ルート/停留所
 
⑥利用方法
  ・予約不要、来た方から順に各停留所で乗車可
  ・運賃は無料
  ・乗車定員は5名
  ・連続乗車は1周まで、荻窪駅西口で降車にご協力ください。
  ・雨天時は雨よけカバーが下りるため、扉がなくても雨に濡れずに乗車ができます。
 
3.MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の実証概要
 ①実証期間  :2022年11月3日(木)~11月13日(日)
 ②実証エリア :杉並区荻窪駅南側エリア
 ③サービス内容:スマートフォンアプリ「ココシル」を利用し、荻窪めぐりを楽し企画として、モビリティ運行状況把握やデジタルスタンプラリーなどのMaaSの取り組みを実施します(図3:取り組み①~③)。アプリは、右の2次元コード(QRコード)よりダウンロードができます。
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        「ココシル」QRコード

     photo_20221020_d.jpg
                            図3 MaaSの取り組み概要


4.実証運行の実施体制および役割分担
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5.その他
 ・実証運行の詳細については、杉並区ホームページおよび広報チラシをご確認ください。  
 ・実証運行は、天候および新型コロナウィルス感染症拡大により、中止や内容が変更になる可能性があります。
  あらかじめご承知ください。
 ・マスク着用、コロナ対策などへのご協力お願いします。


※1:MaaSとは

 Mobility as a Serviceの略。ICTの活用によるマイカー以外の移動をスムーズにつなぐ新たな「移動」の概念又はさまざまな移動サービスを1つに統合させた新たなモビリティサービスです。

※2:グリーンスローモビリティとは
 グリーンスローモビリティ(略称:グリスロ)とは、時速20㎞未満で公道を走ることができる電動車を活用した移動サービスで、その車両も含めた総称です。グリスロは環境に優しい移動サービスとして全国各地で活用され、そのゆっくりと開放的な特性から乗客同士のコミュニケーションを生む効果も期待されています。