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2024.02.08

令和5年度 インフラ DX 大賞(工事・業務部門)「優秀賞」を受賞しました。

技術・研究

当社が携わった「R4 AI技術活用ダム管理システム改良検討業務 」が、国土交通省主催の「令和5年度 インフラ DX大賞(工事・業務部門)」にて優秀賞を受賞しました。


【取組概要】
利根川上流域を対象に、ダム管理の更なる高度化・効率化に向けて、AIやクラウドを活用したダム管理支援システムを構築する業務。
従来、熟練したダム管理者の高度な判断で流入量予測や適切なダム運用を行ってきたが、過去の高度な判断をAIに学ばせることで、適切な流入量予測やダム運用が行えるシステムを構築するものである。
高水分野では、リアルタイムでダム流入量や下流基準地点の流量予測、ダムの最適放流量を算出することができ、併せて洪水調節および異常洪水時防災操作、事前放流や特別防災操作等の放流量の算出を可能とした。
低水分野では、利根川本川の利水基準地点のほか複数の重要地点を対象にリアルタイムで基準地点の流量予測やダム毎の最適放流量の算出を可能とした。

【受賞理由】

  • 従来、熟練したダム管理者の高度な判断に頼ってきたダム操作について、AI自らが最適な放流案を導くダム管理支援システムを構築した。この結果をクラウドサービスを用いて配信することによって、機関の壁を越えた情報共有が可能となった。
  • 高水・低水とも高度なダム運用の支援ができることから、有効性が高い。
  • 本業務で検討したAI流量予測、AI強化学習、クラウド型システムは、全国の他の水系、ダムにも適用可能な技術であり波及性に期待できる。

 出典:令和5年度 インフラDX大賞 受賞取組 概要(工事・業務部門(直轄・地方公共団体等))
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/02jushougaiyou1.pdf
  

詳細は、国土交通省サイト掲載の報道発表資料をご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/00houdouhappyou.pdf