PROJECTプロジェクト紹介

大雨による被害の激甚化に備え適切な対応がとれる体制整備を目指して

所在地: 北海道苫小牧市
期 間:
発注者: 苫小牧市上下水道部下水道課

苫小牧市との共同開発「下水道の大雨管理システム」

北海道中南部(道央地方)に位置する苫小牧市は、国際拠点港湾の「苫小牧港」と北海道の空の玄関口「新千歳空港」のダブルポートを擁し、さまざまな産業集積と豊かな市民生活とが両立している産業拠点です。
苫小牧市上下水道部下水道課計画係は、日常に発生する下水道の維持・管理に向けた整備計画から、中長期を見据えた下水道の整備計画まで、幅広く対応しています。
近年、大雨被害の激甚化が進むなか、より迅速かつ効率的に大雨およびその影響に関する情報を収集し、適切な対応がとれる体制の整備を目指し、当社の汎用クラウド流域防災情報OS「RisKma」をシステム基盤に採用した「下水道の大雨管理システム」を共同開発しました。
このシステムを活用することで、リアルタイムで降雨状況や下水道施設への影響把握が可能になるとともに、自治体職員による現地のパトロールが効率化され、管理負担が大幅に軽減されました。

この「下水道の大雨管理システム」は、少子高齢化に伴う技術職員の不足、激甚化する大雨災害への対応として、当社の汎用クラウド流域防災情報OS「RisKma」をシステム基盤とした大雨管理システムを苫小牧市と共同で開発・導入し、業務の効率化と市職員の負担軽減に資する取り組みであると評価され、第15回国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)のアセットマネジメント部門を受賞しました。