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CTIナビ 〜ダイバーシティ〜

第2回 外国人社員

社会貢献をすることで、お世話になった人へ恩返しをしたい

東京本社 水工部 技師長楊 雪松

Profile

入社年:1995(平成7)年4月
出身は中国北京市。中国の清華大学では土木工学を専攻し、航空機の格納庫などの空間の最適化を研究しました。同大学の修士課程時代に剛体力学への関心を深め、高校時代に唐山地震を体験したこともあったので、耐震技術の先進国である日本で勉強することを決意しました。留学先の東京大学では、日本の免震技術の研究をして建築学博士を取得しました。専門は河川構造物の計画、設計や土木構造物の柔構造化とその設計法などです。

当社に入社してよかったこと、うれしかったことは何ですか

現地調査の様子

 外国人には共通の悩みかもしれませんが、私の場合は家族がカナダ人であったこともあり、勤務する会社を決める前にどの国で働くかという選択が必要でした。日本の企業で働くことを選んだ理由は、雇用が安定していて人生設計ができる国で働きたいという想いがあったからです。
 当社に入社を決めたのは、公共事業をメインとして国民に良質なインフラを提供するという、社会貢献をする会社だったからです。
 入社当初は日本語も十分ではなく、電話対応や打合せの資料説明も苦労しました。それでも人一倍努力をして次第に慣れていきました。いろいろと苦労はありましたが、会社から日本人社員の方と同様の評価をしていただけたことはとてもうれしかったです。
 入社直後から、私の得意な剛体力学や免震構造の知識を活かして柔構造樋門という新しい構造系の技術開発に携わることができ、10年ほどかけて開発した設計方法が全国の樋門設計の基準に採用されました。そして、当時は柔構造化の関連技術がまだ少ないこともあり、鉄筋コンクリートの構造物をフレキシブルにする新しい継手を提案・開発して、特許も数件取得することができました。当社に入社して、自分の研究が社会に役立ったことは、技術者として大変誇らしく思っています。

仕事をするうえで苦労することはありますか。それに対してどのような工夫をしていますか

 入社してしばらくは「言わなくても空気を読んで行動しなさい」という日本的な習慣にとまどったこともありました。先輩の指示を守るだけではなく、コミュニケーションをしっかりとることを心掛けるようにしました。私は学生時代から自分の意見をはっきり言うほうでしたが、今では打合せや会議の場で皆さんの考えをよく聞いてから発言するようになりました。すでに人生の半分以上を日本で過ごし、このあたりは日本人的になったかもしれません。
 また、外国人であるから思うことですが、日本人と生活習慣や文化の違いがあるのと同様に、仕事への取り組み方も違うことがあると思います。例えば、「残業はしないが成果を出す」というようなことです。ですから、仕事のプロセスよりも成果を中心に評価してもらえる方が外国人の考え方によく合うと思います。

テレビ会議による打合せ

将来の夢を聞かせてください

息子さんと一緒に断層見学

 清華大学の教育理念の一つに「毎日1時間運動して、50年健康に仕事をして、一生の幸福を手に入れる」というものがあります。
 私は大学時代に陸上部に所属していて、今でも散歩や皇居の周りをランニングしたりしています。
 技術者として育ててくれた大学や会社に恩返しをするためにも、あと20~30年は仕事をして社会に貢献することが私の夢です。

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