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CTIナビ 〜ダイバーシティ〜

第8回 仕事と介護の両立

介護休業制度を使って安心して働く

東京本社 技術統括部 資料センター上原 励

Profile

入社年:1992(平成4)年4月
大学では生態学分野を専攻していました。当社に入社して、東京支社(現 東京本社)環境・都市部に配属となり、関東、北陸、中部地方を中心に自然環境調査、環境影響評価、環境保全対策検討などの業務に従事しました。2009(平成21)年に東京本社技術統括部資料センターに配置換えになってからは、技術資産の整備、技術情報の収集・提供、環境部門の成果品の査読やステップレビューを通じた品質管理などを担当しています。

介護休業をとろうと思ったきっかけは何でしょうか。また、介護休業制度を利用するにあたって、事前に準備されていたことなどはありますか。

 私はさいたま市在住で、両親は群馬県の実家に2人で住んでいます。母親が30年ほど前に大病をして障害を抱えたため、特に近年は父親が母親の日常生活の面倒をみる老老介護の状態でした。今年になって父親も入院、手術をすることになり、母親の面倒を見ることができなくなりました。しかし、私の家族には同居して両親の面倒を見られる者がいなかったので、介護サービスを受けるための手続きや、当面の両親の世話のために、私が介護休業を取得することにしました。
 両親の介護の必要が生じるまで、私自身が事前に準備していたことは特にありません。私にとって大変参考になったのが、管理本部人事部ダイバーシティ推進室が企画した「介護対応に関するDVD視聴会」や同室作成の「介護対応支援ブック」です。これらのツールのおかげで、介護に関する社内や役所での手続きなどについて最初にすべきことを知ることができました。

※介護休業:要介護状態にある家族を介護する社員が申し出た場合、介護に必要な同一の被介護者1人につき3回まで、通算して365日間を限度として社員が申し出た期間の介護休業を取得することができます。

介護をしながら仕事をされるうえで、特に大変だと感じることは何でしょうか。また、それに対して会社にどのような制度があればよいとお考えですか。

 両親の容体が落ち着き、各種サービスの手配が済んで復職できても、介護が終わるわけではありません。現在両親は居宅ですが、日常生活の支援は各種介護サービスに任せている状態になっています。しかし、両親ともに定期的な通院には介助が必要ですし、介護サービスプランを作るためにケアマネジャーとの打ち合わせなどもあります。これらは平日になりますので有給休暇をとっての対応となりますが、通院介助だけでも全てに対応すると有給休暇が足りなくなってしまいます。
 当社には、介護のための勤務時間の短縮制度や在宅勤務などの制度もあります。ただ、これらの制度は要介護者と同居できていれば有効ですが、別居の場合は実家や病院などへの移動だけでも一日がかりとなりますので、なかなかうまく使えません。私のように平日休まざるを得ないことが多い場合に、平日休む代わりに休日出勤を認めてもらえる制度があればありがたいと思います。

通院時の送迎

介護対応支援ブック

今後、仕事をしながら家族の介護を担う人が増えていくのではないかと思います。そういった方へアドバイスなどがあればお願いします。

 人それぞれの事情がありますので一概にはいえませんが、当社の社員であれば親が介護状態になる前に「介護対応支援ブック」巻末チェックリスト項目(「事前にしておくこと」「介護が始まったらすること」)を確認しておくことをお勧めします。最低限、何をする必要があるかを確認できますし、特に親の経済的なことを把握しておくことは非常に重要です。
 また、私の父は仕事柄ご近所付き合いが大変親密でした。両親の介護が必要な状況となってから、実家の近所の方たちからいろいろとご支援をいただいています。「遠くの親戚より近所の他人」ではないですが、日ごろからご近所付き合いも大切にした方が良いと感じています。

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