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CTIナビ 〜ダイバーシティ〜

第10回 プロボノワーカー②

専門知識を次世代教育に活かす

企画・営業本部 経営企画部 次長野中 俊文

Profile

入社年:1994年4月
大学では昆虫分類学※を専攻し、研究職を目指して大学院の博士課程まで進み研究を続けていました。卒業年に当社から昆虫の専門家を探していると声をかけていただいたことが縁になり、入社することを決めました。入社後は、東京支社文化技術本部環境・都市部(当時)に配属され、それ以降、ダムや河川などの環境調査業務に20年以上携わりました。2017年に企画本部経営企画部に異動となり、当社の経営計画、研究開発投資や企業リスク、グループ経営に関わる業務のほか、企画委員会をはじめ、いくつかの会議や委員会の事務局も担当しています。また、会社の外では専門知識を活かして子供を対象とした夏休みの昆虫教室の先生を務めるなど、次世代の教育活動にも積極的に参加しています。
※ 昆虫分類学:昆虫の種を基本に、各種の形態を中心に種を確定(同定)し、必要に応じて命名(新種記載)するとともに、類縁関係、系統関係などを推定・整理する研究分野。


野中さんが行っている「専門知識を活かした次世代への教育活動」について教えてください。

当社が行っている社会貢献活動の一つで、埼玉県の県立高校で実施している環境教育プログラムの支援に私も参加しています。このプログラムは高校生を対象とした課外学習の一つで、社会資本の成り立ちや自然環境、さらに建設コンサルタントに関心を持ってもらうことを目的として実施しています。具体的には、校内での事前学習、野外実習、研究発表会の三部構成とし、特に野外学習では、当社の環境部の社員が普段現地調査で行っている昆虫や魚類、底生生物の採集などを体験してもらい、自然環境調査やコンサルタント業務への理解を深めてもらいました。
また、毎年8月に開催されている「名橋『日本橋』橋洗い」(主催:名橋「日本橋」保存会)には、当社からも多くの社員とその家族が参加していますが、橋洗いの後には、参加した社員の子供たちと「昆虫観察会」を実施しています。日本橋界隈に見られる昆虫などにも触れてもらい、昆虫の体の形やそのはたらき、不思議な生態などを楽しく学んでもらえるよう工夫しています。私は富山市などで長い間昆虫教室の先生をしてきた経験もあるので、そのノウハウを活かせると思い、2017年からこの「昆虫観察会」を始めました。

社員が、積極的な「専門知識を活かした社会貢献活動」を行うために、どのような仕組みが会社に必要だと思いますか。

専門知識を活かした活動をするためには、まずそのための場(フィールド)が必要です。会社がその場を提供することができれば、自分の能力を活かした社会貢献に興味を持つ社員が増えるのではないでしょうか。当社にはいろいろな専門技術や知識を持った社員がいるはずですから、その人的資源を活かすためにも社会貢献可能な社員(当社のシーズ)を把握しておくことが大事だと思います。シーズの把握ができたら活動メニューを作り、それらのメニューを求める人たちを募集して、ある程度集まれば社員に能力を発揮してもらう。活動メニューの作成やイベントなどの開催を通じて、社内外にアピールしてもいいと思います。

社員の子供たちと「昆虫観察会」を実施

環境教育プログラム 野外実習の様子

生き物や環境に関心を持ち続けるために、普段大切にされていることはありますか。

カラスアゲハ:本社(東京都中央区日本橋)近くの交差点にて

普段特に意識しているわけではありませんが、私は日差しや花の香りから四季を感じること、まずは周囲の自然に目を向けることが人として大切ではないかと思います。自然を愛するだけでなく、生き物として、自分の感覚や感情に自然体で向き合うという意味での「ナチュラリスト」でいることが良いと思います。私自身もまだまだ体験したいことがたくさんありますし、日常に埋没せずに、生き物(人)として豊かな生き方をしたいと思っています。

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