環境への取り組み

環境DNAによる生物調査

環境DNAとは、海・川・湖沼・土壌などの環境中に含まれる生物のDNAです。当社の分析では、水域環境DNAを対象としています。環境DNAを分析することで、そこに生息する生物の種類が把握できます。環境DNAを用いた生物調査は採水だけですむため、これまで調査にかかっていた労力や環境への負荷など削減できる革新的な調査手法として注目されています。

環境DNA解析とは?
利用例とメリット

再生可能エネルギー「水力発電」

東日本大震災以降、わが国の原子力発電所の稼働率は大幅に低下し、再生可能エネルギーの推進が図られています。水力発電についても、あらためてその価値が見直されていますが、太陽光や風力など他の再生可能エネルギーに比べて社会の理解は十分とは言えません。わが国は年間降水量が多く水資源が豊かであり、起伏に富んだ地形は水力発電に有利な条件を備えていますが、発電電力量に占める水力発電の割合は9%程度にすぎません。
わが国のエネルギー事情を考えると、既設ダムの有効活用など、水力発電の価値や有効性をあらためて見直す必要があります。私たちは2019年11月に書籍『今こそ問う 水力発電の価値 その恵みを未来に生かすために』(国土文化研究所編)を出版し、そのなかで現在のわが国の水力発電における3つの課題と、その解決策について提言しました。

課題1 水力発電が有する価値の発信
課題2 地方創生に資する水力の推進
課題3 既設ダムの総合活用

【水力発電をより有効活用するために当社ができることは…】
当社がこれまで蓄積してきた以下のような技術を活用することで、水力発電をより長く、より効果的・効率的に活用していくことが可能になると考えています。

水力発電をより有効活用するために当社ができることは…

持続可能な地域づくりを目指した木質バイオマス事業への参画

当社は、地域の森林事業体との連携による木質燃料(ペレット)の製造・販売、木質燃料による住宅への熱電併給などを行い、木質資源の地産地消を実現する国内の先進モデルである木質バイオマス事業を実施するウェスタ・CHP(株)に出資し、事業参画しています。 事業の成立には、木の切り出し、建築材など木材としての利用、残渣のエネルギー利用など、木材を余すところなく利活用する仕組みが必要です。世界的にエネルギーの脱炭素化や、SDGsに代表される持続可能社会の構築が求められています。本事業で活用する木質資源は、地域のエネルギー資源であり、これを利活用する木質バイオマス事業は、環境、経済、社会のいずれにも良好な影響を及ぼし、SDGsを具現化するモデル的な事業になることを期待しています。

持続可能な地域づくりを目指した木質バイオマス事業への参画

減災整備と環境保全創出によるグリーンインフラの具体的行動

近年の災害被害激甚化を受けて、国土交通省では流域治水による減災対策の推進に向けて舵を切りました。これを受けて、これまで農地が有する農作物生産機能と多様な二次的環境の創出の両立を目指し、自然が持つ防災機能の実装化に向けた取り組みを、学識者・国土交通省・自治体・地域住民およびNPOなど多様な主体と一体となって検討しています。検討にあたっては、グリーンインフラの整備思想を念頭に、「防災」「環境」「社会経済」の効率的な連関性に資する環境要素技術の蓄積と展開を行っています。

減災整備と環境保全創出によるグリーンインフラの具体的行動

震災復興への貢献を目指したスマートコミュニティづくりへの参画

当社が提案した釡石市でのスマートコミュニティ構築が、釡石市の復興や地域振興に寄与したことが「地域共生への貢献」として評価され、釡石市、釡石瓦斯(株)とともに、新エネ大賞「財団会長賞」を受賞しました。当社が釡石市に設置したSPC(特定目的会社)が実施するメガソーラ事業は、収益の一部を2019年の台風被害に対する義援金を拠出するなど、持続可能な地域づくりに活かす取り組みを進めています。

震災復興への貢献を目指したスマートコミュニティづくりへの参画

釜石楢ノ木平太陽光発電所

低炭素社会の構築に向けて、再生可能エネルギー施設整備事業、スマートコミュニティや水素社会構築事業などを実施しています。再生可能エネルギーの分野では、「釜石楢ノ木平太陽光発電株式会社」(釜石市鈴子町)を設立し、釜石市の遊休地を有効活用した太陽光発電事業を行っています。

釜石楢ノ木平太陽光発電所