CTIグループの人材マネジメント

CTIグループは、各社それぞれの特色を生かした総合力を強みとしており、事業領域と求められる技術力は幅広く、かつ専門性が高いことが特徴といえます。CTIグループで働く社員一人ひとりが自律的に成長し、求められる人材像を体現して活躍するために、「人材育成」「人材確保」「人材活用」の人材マネジメントの取り組み(CTIG-HRM:CTI Engineering Group Human Resources Management)を戦略的に実行します。

CTIグループの求める人材像

【4つの能力】

  1. 専門技術力

    幅広い専門知識と高度な技術を持ち、社内外からプロフェッショナルとして信頼される存在
  2. 共助・協働力

    共に助け合いながら、円滑・的確かつグローバルにコミュニケーションができる人材
  3. 遂行力

    課題解決に向けて主体的に取り組み、自ら役割を遂行する責任感を備えた人材
  4. マネジメント力

    組織やプロジェクトの全体を俯瞰し、情報分析力、判断力、交渉力および統率力を発揮して問題解決にあたることができる人材

【2つのマインド】

  1. 倫理観

    法令・社会規範を遵守し、倫理観に基づき誠実で公正な判断と行動ができる人材
  2. 自律的精神

    自ら向上する主体性を持ち、自律的にキャリアを形成してチャレンジできる人材

CTIグループの人材マネジメントの全体像

CTIグループの人材マネジメントの全体像

人材マネジメントの取り組み

  1. ① 人材育成

    明確な方針に基づくグループ全体の研修体系を整え、能力開発やキャリア形成を支援する制度を充実させることによって、人材を育成すること
  2. ② 人材確保

    既存の事業領域で活躍できる有望な人材や、国内事業拡大を担い活躍できる多様な人材、海外事業展開を担い活躍できるグローバル人材をグループ全体で確保すること
  3. ③ 人材活用

    自律的なキャリア形成を促す諸制度の整備や、グループを横断して活躍できる人材交流の仕組みを構築して、人材が持つ能力を最大限に引き出して活用すること

人的資本投資のキーワード

  1. 「研修体系」

    グループ社員が集い、必要なスキルが習得できる仕組みをつくる
  2. 「人事処遇」

    求める人材を体現する人材を適切な評価と報酬で処遇する
  3. 「ブランディング」

    CTI グループのブランド力を高め、より多くの人材の採用と定着につなげる
  4. 「エンゲージメント」

    社員が働きがいを感じることができる、モチベーションの高い職場をつくる
  5. 「キャリアデザイン」

    仕事を通じて社員が能力を高め、多様なキャリアを描くことを支援する
  6. 「ダイバーシティ」

    異なる価値観や考えをもつ社員が協働し、チームで高い成果を上げる職場をつくる

CTIグループの人材マネジメント(CTIG-HRM)基本方針

人材育成の取り組み方針

  1. グループ全体の人材育成方針に基づき、IPDシステムによる若手技術者の確実な育成、マネジメント力を備えたリーダー人材、グローバル人材、女性管理職の育成などに取り組む。技術部門だけではなく、営業・管理部門においても専門性を生かしてグループ横断で活躍できる人材を育成する。
  2. CTIグループが求める人材に必要な能力とマインドを身に付けるための研修プログラムを「CTIグループ研修体系」として整備する。グループ共通で習熟度を可視化するとともに、研修体系はニーズの変化に応じて継続的な見直しを行う。
  3. 研修プログラムのグループ共通化により、グループ全体で計画的かつ効果的な人材育成に取り組む。
  4. 人事考課制度および等級制度と社員に求める能力を連動させ、自律的で実効的な能力開発を促すとともに、能力の向上や担う職務・役割の拡大に報いる報酬制度を構築する。グループ全体の方向性として、求める人材像を体現しようとするチャレンジを適切に評価できる仕組みとする。
  5. CTI グループ研修体系
  6. 新入社員 若手社員 スペシャリスト
    管理職
    組織別研修

    全社研修(CTIグループ技術研修会)

    部門研修(技術部門・営業部門・管理部門)

    部室研修

    階層別研修

    新入社員研修
    フォローアップ研修

    等級別研修

    管理職研修
     グループ長研修
     部室長研修

    基礎技術研修

    技術者教育

    IPDシステム

    CPDプログラム

    技術士等資格取得研修

    管理技術者研修

    安全管理・品質管理

    選抜型研修

    国内出向研修・海外派遣研修

    営業現場研修・現場技術習得研修

    選択型研修

    コミュニケーション能力向上

    コーチング能力向上

    ITリテラシー・ITスキル向上

    業務遂行能力向上

    業務管理能力向上・組織管理能力向上

    自主研修

    資格取得・自己啓発支援

    社会人大学院入学支援

    必須研修

    コンプライアンス・情報セキュリティ・メンタルヘルス等

人材確保の取り組み方針

  1. CTIグループのビジョンや特長、求める人材像、グループ共通の研修体系などを社外へ分かりやすくアピールすることで、グループ全体の採用ブランディングを確立する。また、学協会活動や社外イベント企画などを通して、グループ全体の認知度と魅力度を向上させることで、より多くの人材の採用と定着に繋げる。
  2. 社内での育成に加えて、専門性を持つ人材やグローバル人材を外部からも積極的に採用する。確保した人材が能力や経験を生かし、幅広く活躍できる場を提供するとともに、CTIグループの理念や風土の理解・促進を支援する。
  3. 働く時間や場所の多様化などを通じた労働環境の改善、コミュニケーション強化などを通じた職場環境の整備により、従業員エンゲージメントの向上を図る。ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン活動の拡充やRePeat制度の活用、再雇用制度などを整備することにより、女性総合職やシニア技術者をはじめとした、多様な人材が魅力を感じる環境を構築する。
  4. 求める人材を適切に確保するために、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用、女子学生対象の採用活動などターゲットを定めた採用を強化する。新卒採用、経験者の採用に関わらず、メンター制度やサポーター制度、OJT教育を整備拡充して、採用後のフォローと定着を支援する。

人材活用の取り組み方針

  1. 人材の成長と活躍を通じた、CTIグループの成長に資することを目的に人材交流を行い、人材を最大限に活用することを目指す。グループ内の人材交流を活発化させるために、必要となる各社の人材情報を一元的に把握できる仕組みを構築する。
  2. 国内外での事業拡大に対応するために、培った専門知識と技術を生かし、さらに活躍できる部門横断の人材交流を行う。各部門・分野に求められる能力要件や役割期待を明確にし、適する人材配置に活用できる情報を体系化する。
  3. グループ内のリソースを活用し、グループ横断で活躍できるフィールドを広げることで、社員の多様なキャリアデザインを支援する。起業支援制度の活用や異動の公募制度、シニア社員のグループ内再雇用制度などを検討し、社員からもさまざまな役割にチャレンジできる仕組みを整備することで、自律的なキャリアデザイン意識を醸成する。
  4. 個々のスキルやキャリア展望を把握、支援するための申告制度や相談制度の整備を通じて、適切に職務・役割を決定し、人材の配置を行うことで、多様な人材の活躍を引き出す。多様な人材が個性や特性をともに理解し、助け合いながら働くことで、柔軟で変化に対応できる組織に進化させ、CTIグループ全体の組織力の向上を目指す。