社会貢献活動

当社は、主たる事業であるインフラ整備において、地球環境・地域環境に配慮しつつ高品質の成果を提供することで、社会的課題の解決に貢献してきました。
加えて、当社が持つ技術や人材、資源などを活かし、次世代を担う学生・児童、土木業界に携わっている人に向けた教育支援や地域の活性化への取り組みなど、地域社会の一員として「良き企業市民」を目指し、さまざまな社会貢献活動を行っています。

実験施設を活用した教育支援

研究センターつくばにある実験施設を活用したさまざまな教育支援を行っています。
当社の社員が講師となり、学校施設などでは体験することのできない規模の実験などを通じて、水理・砂防について理解を深める機会を提供しています。

  • 小学生を対象とした川の流れや土石流などの再現実験の実施(小学5年生の理科の単元「流れる水のはたらき」の校外授業)
  • 大学生を対象にした「現場研修会」の実施(土木にかかわる学生に水理模型実験の知見や体験の機会を創出)
  • 河川事業および砂防事業の計画策定について学ぶことを目的とした自治体主催の技術研修支援

高校生を対象にした課外学習指導

当社の社員が講師となり、埼玉県内の高等学校が取り組む校外学習プログラムの支援を10年以上にわたり実施しています。現在のテーマは「高校生が考えるグリーンエネルギー」。文部科学省指定のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)において、同校指定テーマの一つにこの取り組みを位置付け、高校生が社会インフラの重要性を学ぶ機会を創出しています。
この活動は、第4回グリーンインフラ大賞「優秀賞」を受賞しました。

未来へ続くまちづくりへの参画

本社を置く東京・日本橋浜町界隈をより魅力的なまちにしようと、地元町会・商店街・企業・住民の皆さんと連携しながら、まちの価値向上・活気あふれる地域活動を推進・支援することを目的に設立された、一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメントの運営に当社も参画しています。
また、近傍の区道での「安心・安全に通行できる賑わい空間の創出」を図るための「緑道整備計画」の社会実験に当社も参画するなど、さまざまな活動を通じて地域との連携を構築しています。

土木技術者が案内する舟めぐり(江戸東京・川のなぜなぜ舟めぐり)

一般の方を対象に当社の土木技術者が都市のインフラに関する専門的な内容をクルージングで案内する、無料のイベント「江戸東京 川のなぜなぜ舟めぐり~シビルエンジニアから聞く川にまつわる話~」を開催しています。毎年募集員人数を大幅に超えるご応募をいただき、大変人気のイベントとなっています。
この活動は、土木広報大賞2019「イベント部門準優秀賞」を受賞しました。

国土文化研究所オープンセミナー

国土文化研究所の設立趣旨「“心の豊かさを醸成できる空間を創出する”ための知識・技術を一般に還元していく」に基づくとともに、当社の地域・社会貢献活動の一環として、2008年度から地域の皆さまのご参加を呼びかけて開催しています。このセミナーは、社会におけるシンクタンク(≒目利き役)として、マスコミなど既存の情報によらない物の見方を、一般の方々に提案しようという考え方のもと、依るべき価値観が揺らぐ現代社会で自分らしく、そして、日本らしく暮らしていくために、「“巷に溢れる情報”から、真に役に立つ情報を見極める“暮らしに役立つ眼力”を養う」視点から、講演テーマをご提案していきます。

東京都の児童・生徒による“江戸”書道展」への協賛

NPO法人東京中央ネットが主催する「EDO ART EXPO」の一環として開催される「東京都の児童・生徒による”江戸”書道展」(「江戸から連想する言葉」を題材に東京都の児童・生徒公募)において、「建設技術研究所賞」を設けるなど、協賛しています。

土木の魅力配信(ドボクのラジオ)

中央エフエム(東京都中央区のコミュニティFMラジオ局)にて、インフラバラエティー番組「ドボクのラジオ」を放送しています。本番組では、土木関係者や土木好きの方をゲストにお呼びして、中央区のインフラに関連する旬な話題や土木の魅力について、毎週水曜日の30分のレギュラー番組で配信しています。
この活動は、公益社団法人土木学会 土木広報センター主催の「土木広報大賞2023」において特別賞を受賞しました。

地域の清掃活動への参加

東京の「母なる隅田川」への愛着を高め、よりよい水辺環境を創り出してしていくことを目的とした「隅田川クリーン大作戦」に、当社は2007年の第2 回から継続して協賛・参加しています。

また、地元の町内会や周辺企業など、日本橋にゆかりのある人々が集い、日本橋の環境美化を目的とした「名橋『日本橋』橋洗い」に、当社も「名橋『日本橋』保存会」の会員企業として参加しています。

社会への情報発信 (展示会出展)

当社は、グローバルインフラソリューショングループを目指し、最高のインフラサービスを提供するプロフェッショナル集団として新たな技術開発に注力しています。
特に近年は、激甚化する災害への対応やDXへの対応、SDGsを中心とした環境・地球規模課題への対応など、社会的課題の解決やサステナビリティに資する研究開発を推進し、その成果は、インフラ整備を中心とした日々の企業活動や事業展開に活用しています。
各地域で開催される建設・防災関連イベントに出展し、それらの技術や可能性を広く紹介することで社会に還元してまいります。

災害支援活動

頻発する災害により各地で甚大な被害がもたらされています。インフラの整備や維持管理を通じて国民の生命や財産を守り、安全・安心を提供することがわたしたちの社会的使命です。これからも今までに培ってきた高度な技術やノウハウを活かし、災害からの復旧・復興支援と、その先を見据えた国づくりに臨みます。