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CIMへの取り組みについて

建設通信新聞「CIMガイドライン 一般化への道筋」への寄稿

「CIM導入ガイドライン(案), H29.3」に準じてモデルを作成し、設計者のモデル作成方法の検証と、それを引き継ぐ施工者の利便性を検証する取り組みを行いました。
これを(株)大林組との共同企画として実施し、建設通信新聞へ寄稿連載(13回)しました。


寄稿1 導入目的はプロセスの共有 “使えるCIM”目指そう

 国土交通省の『CIM導入ガイドライン(案)』を、いかに有効活用すべきか。生産性向上の手段として期待されるCIMだが、活用の糸口は多岐にわたる。この連載では所属企業でCIMの推進役を務める大林組土木本部本部長室情報技術推進課長の杉浦伸哉氏と、建設技術研究所技術本部新技術推進部主幹の藤田玲氏に、ガイドラインの活用ポイントを解説してもらい、CIM一般化への道筋を浮き彫りにする。
 「ガイドラインがあればCIM対応は可能だ!」と思われている読者は多いはずである。
 まずは、ここから多くの方に問いたい。「ガイドラインは読まれましたか?」と。
 多くの方は、読んだとお答えいただけるはずである。なぜならば、CIM一般化への道筋にあって、CIMをどうやって進めて行けば良いかがわからないと多くの方がお悩みだったからである。
 しかし、「読んだ」と「理解して読んだ」は大いに異なる状況であることもご理解いただけるであろう。
 実務をイメージして、自分だったらこのガイドラインを読んで、どのように理解して進めて行くかという観点でCIMガイドラインを再度読み直した時、読者の皆さんは何かに気がつき、具体的にはどうするのかと多くの疑問がわいてくるに違いないと思う。
 そのような疑問に実務的観点からこのガイドラインをどう読み解くかについて、全12回にわたり、ガイドラインの具体的な活用方法を解説する予定である。
 このシリーズを読み切っていただければ、「ガイドラインはこう使うのか」という、具体的イメージが多くの読者の方へのメッセージとして伝わるようにしていきたい。

2017年3月31日に公開されたCIM導入ガイドライン。
公開サイト:http://www.mlit.go.jp/tec/it/

 建設コンサルタトの観点から「ガイドラインを理解するためのポイント」や、それを受けて建設会社の観点から施工で利用するために建設コンサルタントからくるCIMをこのように活用するという観点で進めることにしてみたい。
 CIMはモデルを作成することが目的ではなく、建設生産プロセス全体として共有を通じ、各フェーズでの業務の効率化はもちろんのこと全体プロセスにおいても効率化を図るためのいわば「エンジン」の役割を果たす。この「エンジン」をつかって、快適にドライブしていくのがわれわれ建設業全体の関係者である。
 そのエンジンをどこでふかして、あるいは、どこでゆっくり走って快適なドライブを行うか。この運転技術こそ、われわれ土木技術者全員がみにつけなければならないノウハウである。
 さあ、次週からのガイドライン解説の記事を読み、使えるCIMを目指そう。

杉浦伸哉
大林組 土木本部本部長室情報技術推進課長



建設通信新聞 2017年9月15日掲載
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