2021年8月策定
2025年2月改定
事業環境、会社経営環境変化を踏まえ、グループ全体での取り組むべき方向をいっそう明確にすることが必要と考え、新たな中長期ビジョンを策定しました。
①気候変動による大規模な自然災害の頻発、新型コロナウイルス感染拡大を契機に働き方が大きく変化、第4次産業革命の進展、SDGs目標の達成など、社会環境が大きく変化
②「CLAVIS 2025」(前ビジョン)策定後、事業環境、会社経営環境(建設マネジメント部門の設立、Watermanのグループ化等)が大きく変化
国内外のインフラに関わるあらゆる課題を解決に導き、社会の持続的発展に貢献する「グローバルインフラソリューショングループ」として飛躍していくことをめざす。
2024年12月期の売上高は976億円となり、中長期ビジョンの目標値(1,000億円)をほぼ達成しました。
近年の成長を鑑みて2025年2月、CTIグループ中長期ビジョン–SPRONG 2030- を一部改定しました。
目標年次 | 2030年 |
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売上高 | 1,300億円 国内コンサルティング業務 国内売上高 第1位 (940億円) 海外コンサルティング業務 売上高割合30%程度 (360億円) |
営業利益 | 150億円 (営業利益率11%以上) |
ROE | 12%以上 |
社員数 | 5,000人 |
事業プロセス、事業分野(サービス)、市場を拡大します。
特に「市場」は、国内、海外及び既存技術や新規技術を活用した民間事業への拡大の目指します(図3)。
(1)事業プロセスの拡大
インフラに関わる全事業プロセスを対象としたサービスを展開します。
※サービスとは、河川、道路、情報、環境など、さまざまな分野で提供するインフラサービスを指す。
(2)事業分野(サービス)の拡大
研究開発成果の実装や新たな技術部門の新設等により、さまざまな分野で事業を拡大します。
表1 拡大させる事業分野(サービス)
サービス・分野 | 内容 | 目標とする売上高 (億円) |
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コア事業領域 | 防災・減災、既存ストックの運用、維持管理・更新、都市・建築、環境リスク、 その他社会基盤整備での企画・調査・計画・設計等 | 670 |
成長分野 | エネルギー | 30 |
情報提供サービス | 65 | |
CM/PM | 75 | |
新規分野 | 現時点では収益化できていないものの将来性のある技術分野 | 100 |
海外事業 | コア事業領域と同じ | 360 |
(3)市場の拡大
国土交通省などの一次官庁からの受注を着実に伸ばすとともに、特に地方自治体(都道府県、市区町村)、民間市場へ事業を拡大します。
発展途上国から先進国までを含めたグローバル展開を推進します。
表2 海外事業の拡大地域と拡大方法
方針 | 主な拡大地域 |
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①中進国・発展途上国での展開 | アジア(脱ODA展開) |
アジア、アフリカ、中東、南米など(ODA展開) | |
②先進国での展開 | 英国、アイルランド、オーストラリア |
③連携・新分野展開 | ①、②およびその他先進国 |
CTIグループの主力分野である防災・減災、既存ストックの運用等のコア事業領域の堅実な成長とともに、エネルギー・CM/PM・情報提供サービスなどの成長分野がけん引し、研究開発投資成果をもとに新規事業を2027年以降拡大します(図7)。