2025.03.17
技術・研究
3月13日に国土交通省東北地方整備局において開催された、東北みらいDX・i-Construction 連絡調整会議にて、「みちのくインフラDX奨励賞(民間企業部門)」を受賞いたしました。
この賞は、東北地方におけるインフラ分野のDXに関わる優れた取り組みに贈られるものです。
件名:相双地区交通 拠点調査検討業務におけるAI画像解析による省人化の取組
【取組概要】
全国各地で進められている交通結節機能強化の整備・検討では、交通サービスと移動ニーズ等の実態把握が求められる。
本取組では、従来の利用実態調査手法における人手に関わる課題を解消すべく、AI画像解析を活用した2つの調査・分析手法を導入した。
駐車場出入口におけるナンバープレート調査では、車籍地、入出庫車両のマッチングによる入庫時間帯別駐車時間等の詳細な情報を把握した。建物内の各断面における施設内人流調査では、買い物・食事・トイレ他、各目的施設の出入り状況を把握した。また、調査による施設利用者の安全性や行動阻害を考慮し、IoTデバイスによる小型カメラを作成・設置した。
今回のAI画像解析を活用した取り組みについては、十分な精度の調査結果と、人手対応よりも大幅なコスト縮減を確認できた。
AI画像解析により各文字を自動取得
AI画像解析により方向別の通過人数を自動計測
設置箇所を選ばない小型IoTカメラで施設内を撮影
出典:R6 みちのくインフラDX奨励賞【民間企業部門】 取組概要
https://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/kisya/kisyah/images/102607_1.pdf