2025.10.27
技術・研究
当社は、公園整備事業の業務効率化を目的として、企画構想・計画から設計段階で活用できる概算事業費算出および3DCADへデータ変換するツール「Park Budgeter」を開発しました。
この開発技術により、事業費が自動的に算出されることで、計画段階における円滑な合意形成が可能となります。また、維持管理業務に必要となるCAD図面作成と共に管理帳票の作成が容易となります。
1.背景
公園整備事業の計画段階では多様な関係者との合意形成が必要となり、関係者の要望を反映するうちに目標工事費を超えてしまい、大幅な計画の見直しが必要となるケースが頻繁にあります。また、公園維持管理業務においては、管理用図面とともに精度を確保した施設管理台帳の整備が不可欠となります。
2.開発した技術の特徴、詳細
「Park Budgeter」は、3D空間上に公園施設(遊具や照明、トイレ等)を配置するだけで概算事業費が算出できます。これにより、関係者の意見を聞きながら簡単なトライ&エラーで予算に応じたリアルな整備計画をその場で迅速に作成することができることから、企画構想・計画段階における多様な立場からのアイデア創出や住民ワークショップなど、様々な場で活用が可能です。
この事業規模を伴うアイデアの具現化により、関係者間の意思疎通が促進され、円滑な合意形成の実現とともに手戻りのない計画・設計が可能となり、業務の効率化が図られます。また、Park Budgeterは3DCADへのデータ変換機能や公園施設属性情報を付与しており、整備後は維持管理における精度の高い施設管理台帳として活用することが可能です。


画面イメージ
3.今後の展望
都市整備事業のトップランナーとして、この開発技術を応用して将来的にツールの機能拡張を図り、街路空間や駅前広場など公園以外の都市施設への活用を検討していきます。
今後も継続的に高精度化することで、さらなる事業展開や新たな価値の創造に努めます。