2025.11.19
技術・研究
当社が構成企業として参加するコンソーシアムが、「湯西川ダム新水力発電所設置・運営事業」の事業候補者に特定されました。コンソーシアムの一員として、発電設備計画やダム高度運用、環境配慮、地域振興等において、当社の知見と技術を活かしてまいります。
1.「湯西川ダム新水力発電所設置・運営事業」について
東京電力リニューアブルパワー株式会社を代表企業とする東京電力リニューアブルパワー株式会社、NTTアノードエナジー株式会社、株式会社建設技術研究所、鹿島建設株式会社、飛島建設株式会社の5社のコンソーシアム(以下「本コンソーシアム」)は、湯西川ダム新水力発電所設置・運営事業の公募に応募し、10月27日に国土交通省関東地方整備局鬼怒川ダム統合管理事務所より事業候補者として特定されました。
本事業は、国土交通省が推進する治水機能の強化と水力発電の促進を両立させるハイブリッドダムとして、栃木県内の湯西川ダムを対象に昨年12月に公募されたもので、国土交通省が管理するダムとしては全国で初めての取り組みとなります。
本事業で新設する湯西川ダム新水力発電所は、2030年度の運転開始を目指しており、今後、本コンソーシアムは株式会社INPEXを加えた6社の共同体(以下「本共同体」)として、国土交通省との基本協定書締結に向け、協議を進めてまいります。
プレスリリース:「湯西川ダム新水力発電所設置・運営事業」の事業候補者に特定
https://www.ctie.co.jp/news/tech/2025/20251028_1578.html
【事業予定地】

湯西川ダムの天端から望む

湯西川ダムの下流から望む

図-1 新設発電設備の配置

図-2 新設水車・発電機の配置
2.当社の役割(発電設備計画、ダムの高度運用、環境配慮、地域振興等への貢献)
当社は、これまでに培った知見と技術を活かし、本共同体の一員として、発電設備計画やダム高度運用、環境配慮、地域振興等に関わる下表の事項等で貢献してまいります。
表-1 本事業で予定されている当社の貢献
| 貢献分野 | 貢献の内容 |
|
発電設備計画・ダム高度運用 |
湯西川ダム本体設計の知見と実績を活かした発電設備の計画 |
| ダム運用と流況を踏まえた、ダムのポテンシャルを最大限に活用した発電計画 | |
| 水理解析技術を活用した、高効率の水力発電施設の設計 | |
| AIを活用したダム運用支援システムの構築と、発電量を最大化する運用の提案 | |
| 環境配慮 | 自然・社会環境への影響を最小限とするための調査や計画 |
| 地域振興等 | ハイブリッドダムや地域資源を活かし、再生可能エネルギーの普及・地域振興・防災力強化を進めるための提案 |
3.今後に向けて
当社は、引き続き大きな成長が見込めるエネルギー分野での業務拡大を目指しており、水力発電分野(計画、設計、操作、運用)への展開を促進しています。今後も、水力発電等を通じてカーボンニュートラルの推進に貢献してまいります。