2026.09.24
技術・研究
当社が参画した7件の事業が、令和7年度「全建賞」を受賞しました。
全建賞は、一般社団法人全日本建設技術協会が主催する表彰制度で、我が国の良質な社会資本整備の推進と建設技術の発展に貢献した優れた事業や取り組みを表彰するものです。
■異なる部門の事業が連携した取組の部(部門連携の部)
【事業名称】
大和川保田遊水地整備事業
【授賞機関】
国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所、奈良県川西町
【事業概要と評価】
大和川中流域における治水安全度の向上のため保田遊水地を整備し、外水及び内水の双方の対策を実現するとともに、遊水地上面を全国唯一の国際規格に準拠したオーバルトラック等のスポーツ施設として地元自治体と連携して活用することで、治水機能の確保と地域活性化の両立を図った点が評価された。
詳細はこちら:月刊「建設」26-08 https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r07/P09.pdf
(左)水地西側からの遊水地内、越流堤 (右)越流堤北側からの遊水地敷地内
■インフラ整備の事業及び施策の部(インフラの部)
①災害復旧・復興以外の事業又は施策(一般枠)
【事業名称】
鞆松永線道路改良事業(鞆未来トンネル)
【授賞機関】
広島県東部建設事務所
【事業概要と評価】
埋立架橋計画の賛否を巡る長年の論争を経て、賛成・反対双方が参画する住民協議会を設置し時間をかけて丁寧な合意形成を図るとともに、歴史的・文化的景観を保存しながら山側トンネルの供用により町なかの交通量を大幅に削減する等、プロセスと事業効果の両面において優れた成果を挙げた点が評価された。
詳細はこちら:月刊「建設」26-08 https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r07/P28.pdf
【事業名称】
二級河川市木川(緑橋防潮水門)耐震対策事業
【授賞機関】
三重県熊野建設事務所
【事業概要と評価】
大正7年竣工の土木学会選奨土木遺産であり御浜町有形文化財にも認定されている緑橋防潮水門の耐震補強において、歴史的・文化的価値を損なわない工法を選定し、薬液注入時の機械速度の調整や日々の測量監視により、施工前後の判別が困難なほどに原形を維持した高精度な施工を実現した点が評価された。
詳細はこちら:月刊「建設」26-08 https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r07/P42.pdf
緑橋防潮水門
【事業名称】
九頭竜川水系直轄砂防事業
【授賞機関】
国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所
【事業概要と評価】
昭和53年の着手以来、アーチ式砂防堰堤やアイスハーバー式魚道等の特徴ある砂防施設を整備し、長期にわたり過酷な施工条件のもとで砂防事業を完了させ、流域の公共施設の保全及び下流の治水安全度の維持を達成した点が評価された。
詳細はこちら:月刊「建設」26-08 https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r07/P43.pdf
【事業名称】
ラムサール条約登録湿地における国内初の環境管理計画策定
~北陸新幹線、中池見湿地付近深山トンネル等工事~
【授賞機関】
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構
【事業概要と評価】
ラムサール条約登録湿地に近接する北陸新幹線深山トンネル等の工事において、ラムサール条約決議に則った国内初の環境管理計画を策定し、ルートの変更や非排水構造のウォータータイトトンネルの採用、継続的なモニタリング調査等により湿地環境の保全と施工後の周辺水位の回復を実現した点が評価された。
詳細はこちら:月刊「建設」26-08 https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r07/P63.pdf

(左)自然復元工事によって創出した湿地 (右)ドローン撮影による上空からの様子
②災害復旧・復興事業特別枠(災害枠)
【事業名称】
吉田川大規模災害関連事業
【授賞機関】
国土交通省東北地方整備局北上川下流河川事務所、宮城県大衡村、宮城県大郷町、宮城県大和町、大崎市、東松島市、宮城県松島町
【事業概要と評価】
延長31.1km・約158万㎥に及ぶ河道掘削等の大規模事業において、DXセンターの活用や渋滞シミュレーション、運行管理システムの導入により土砂運搬の稼働率を約40%から約75%に向上させ治水効果の早期発現を実現するとともに、地元住民との丁寧な意見交換により地域の理解を醸成した点が評価された。
詳細:月刊「建設」26-08 https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r07/P67.pdf
【事業名称】
双葉駅東地区商業施設建設工事(その1)
【授賞機関】
福島県双葉町
【事業概要と評価】
避難指示が発令された自治体で町内居住再開が最も遅い双葉町において、民設民営が困難な状況のもと公設民営方式で住民の生活環境向上と帰還促進を目的とした商業施設を整備するとともに、将来のまちづくりを見据えた大屋根広場の併設等、駅前のにぎわい創出と住民の集いの場を形成した点が評価された。
参考:月刊「建設」26-08 https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r07/P72.pdf

(左)大屋根下の軒下ひろば (右)大屋根との一体感をもたせた二重天井