子どもが遊びを通じて自ら学ぶ
水辺のプレイフルインフラ

監 修 :池田駿介、内田伸子、木下勇、仙田満
著 者 :子どもの水辺研究会
編 集 :国土文化研究所
発 行 :技報堂出版株式会社
価 格 :2,200円(税別)
出 版 :2022年6月1日
ISBN :978-4-7655-3481-9

OECDの調査では、わが国の孤独を感じる子どもの割合は約30%に達し、他国と比べて突出して高くなっています。その一因として、子どもが外で遊べる環境が激減し、それとともに心身の成長につながる自然体験の機会が大幅に減少していることが挙げられます。一方、遊び場を内包する社会資本整備では、そこでの遊び体験による心身の育成効果といった子ども目線の要素については触れられていないのが実状です。当社は、「子ども」の視点から考えた水辺空間のあり方やその活用についてきちんと議論が必要という問題認識から研究を行いました。本書では、「プレイフルインフラ」の提案を行い、プレイフルインフラのなかでも、特に子どもたちが大好きな遊び場のひとつである「水辺」に着目したプレイフルインフラのあり方や、まちと水辺のつながりについて提案しました。

本研究には当社社員が主体的に参画し、分担執筆いたしました。
<執筆者(五十音順)>
池田駿介、稲葉修一、上野山直樹、内田伸子、大須賀麻希、加納敏行、木下勇、木村達司、嶋本宏征、仙田満、高橋裕美、竹内えり子、寺田光成、土井康義