Environment生物多様性

長年にわたり培ってきた自然環境調査や生態系サービス評価、生物多様性に配慮したインフラ整備の知見を基盤に、生物多様性の維持・回復に貢献する技術開発と支援サービスの高度化を進めています。これからも、企業・地域・社会とともに「自然と共生する社会」の実現を目指し、持続可能な未来づくりに取り組んでまいります。 

30by30目標への貢献

30by30とは、生物多様性を守るために、2030年までに地球上の陸地と海域のそれぞれ30%を保全・保護しようとする国際的な目標です。気候変動や開発の進行によって、多くの生き物が減少し、自然環境が失われつつある中で、自然を回復させ、人と自然が共に生きられる社会を目指すことを目的としています。この取り組みでは、国立公園などの保護地域を増やすだけでなく、地域や企業が自然を守りながら利用する「持続可能な管理」も重視されています。

30by30は、自然環境を守ることが私たちの暮らしや経済の基盤を支えるという考えに基づいた、世界共通の重要な取り組みで、当社も「30by30アライアンス」に参加しています。

2026年1月に、(株)建設技術研究所と(株)環境総合リサーチが連携し整備・管理をしている、「ER&Sけいはんなの共生草地」が、環境省が定める「自然共生サイト」に認定されました。
また、 (株)建設技術研究所では、2025年12月にネイチャーポジティブ活動(生物多様性に関わる各種活動)を支援するサービス「生物多様性ナビゲーション:BDnavi」を開始しました。

環境DNA解析

環境DNAとは、水や土、空気などの環境中に存在する、生き物由来のDNAのことです。魚や動物、植物、微生物などは、体表の細胞、フン、尿、血液、粘液などを通してDNAを周囲の環境中に放出しています。これらを採取して分析することで、その場所にどのような生き物が生息しているかを調べることができます。

環境DNAの大きな特徴は、生き物を直接捕まえたり、目で確認したりしなくても調査ができる点で、たとえば、川や湖の水をくみ取って分析するだけで、そこにいる魚や両生類の種類を把握することが可能です。そのため、調査にかかる時間や人手を減らせるだけでなく、自然環境や生き物への負担も少ないという利点があります。

現在、環境DNAは生物多様性の把握や外来種の早期発見、絶滅危惧種の調査、自然保全の効果確認など、さまざまな分野で活用されています。自然を壊さずに状態を知ることができる技術として、持続可能な環境管理を支える重要な手法として注目されています。 ※CTIグループ(株)環境総合リサーチのWebサイトが開きます