既設ダムの稼働と並行して進める"ダム再生事業"最大の建設プロジェクト
新丸山ダム建設プロジェクト
丸山ダムの下流市街地は、昭和58年の台風10号で大きな被害を受けました。新丸山ダムの建設により、洪水調節容量は現在の3.5倍強となる7,200万立方メートルへと大幅に増大し、洪水に対する下流地域の安全性は大きく向上します。
当社は本体設計、放流設備設計、施工計画、施工設備設計、再開発後の運用計画を受注し、現在も設計などを継続して実施しています。
※関連プロジェクト:PROJECT07_情報・防災部門
プロジェクトの抱える課題
建設中も既設の丸山ダムの運用を止めるわけにはいきません。洪水時には毎秒4,800立方メートルもの水が放流される猛烈な施工条件の中、嵩上げによる新しいダムをどのようにして建設するかが最大の課題でした。
解決策として、新ダム左岸側を先に完成させて放流水を下流に流す「左岸活用方式」を採用。このような巨大流水を処理しながらダム建設を進めた前例は無く、この方式での計画を実現するには数多くの問題がありましたが、多くの技術者が検討、討議を重ね、新たな設計・施工手法を考案することでクリアしていきました。
社会的効果や反響について
新丸山ダム本体建設工事は令和2年度に着工され、現在、先行運用する左岸部の建設が進められています。新ダム左岸部が完成すれば、史上初の巨大再開発ダムの先行運用が開始されます。
新ダム建設にあたって考案された新たな設計や手法、既設ダムと新ダム放流設備を接続する巨大隔壁の設計、運用中既設ダムの取り壊し方法の考案、先行して左半分だけで立ち上がる新堤体の安定確保などは、当社にとって技術的な財産となりました。
プロジェクト基本情報
- 所在地
- 岐阜県八百津町
- 期間
- 1980年~(継続中)
- 発注者
- 国土交通省中部地方整備局新丸山ダム工事事務所


